というわけで、寝不足の目をこすって早起きし、身支度をしてとっとと家を出て、いつもとは別の方向へ向かう電車へ乗車。
車内で聞いてた音楽は椎名林檎×斎藤ネコの「平成風俗」。否が応でも高まるボルテージ。
そして辿り着いたのは初台駅。
そう、東京オペラシティ内のアートギャラリーにて開催されている「蜷川実花展―地上の花、天上の色―」を見に行ってきました。
蜷川実花さんと言えば「さくらん」でメガホンをとったことが記憶に新しく、「さくらん」の撮影時期に撮られたと思われる写真も展示してありました。
公式サイトを見ると分かるんですが、
花
初期作品
金魚
旅
人
造花
新作
ポートレイト
と、テーマごとにブースが分かれていて、展示のされ方もまたイロイロ。
写真展ってこんなに面白いんだー…って思ってしまうくらい夢中になって見入ってしまいました。
花の写真や金魚の写真も好きだけど、個人的に好きなのはやっぱり、蜷川実花さんの撮る「女の子」。
もう、圧倒的に絶対的にパーフェクトに白雪姫!!な栗山千明さん。似合いすぎててグウの音も出ない。
この写真は蜷川実花さんの公式サイト内にあるフォトギャラリーにも入ってますが、今回の個展にも出品されていました。
以前、あいちんが栗山千明さんを見かけたことがあるそうですが
「『目』が歩いてるかと思った」
ってくらい目の印象が強かったそうです。
公式カタログももちろん購入。
ほんとは写真集が欲しかったけど、あたしが欲しいと思ったのは7000円近くするやつ(ちなみにコレ
公式カタログは2700円で、電話による通販も受け付けてるみたいです。
⇒ギャラリーショップ
グッズも買えるんじゃないかな。
今回、エントランスを抜けて一番最初に展示してあったのが「花」だったんですが、鮮烈な色彩を放ち、堂々と咲き誇る花々の写真からは、えも言われぬ強い生命力を感じます。
昔、テレビで見たんだと記憶していますが、キャラクターっぽく描かれた花って、花弁に囲まれた真ん中が顔になるように描かれるじゃないですか。
だけど、この、顔として描かれている場所で、花たちは生殖活動を行うのだから、人間に例えるとしたら、花弁の中心は顔じゃなくて股であり、「足」とされている根っここそが顔で、人間で言うならば逆立ちしている状態。みたいなことをテレビで言っていたんですね。
もともと、植物と人間の作り自体が違うんだから、「生殖器が股にある」という概念を植物にあてはめるのは強引な気がするし、「生殖器」は「生殖器」でも、生殖活動に違いがありすぎる上に、生みだされる「こども」も人間とは全然違う。それこそ「植物的」過ぎて、植物からは、いい意味での「生々しさ」をあまり感じていなかった。
だけど、大胆に花びらを開かせた鮮やかな花々から強い生命力を感じてしまうのは、花弁の中心で生殖活動が行われてる(つまるところ、命の源となる場所が露出している)からなのかな…なんて思いました。
展示されていた写真の中には満開の桜が咲く風景を切り取られたものもあったのですが、桜の風景を見ていて、日向蓬さんの「マゼンタ100」に収録されている「モノグラム」という作品を思い出しました。
何度も仕事を変えるたび、受けさせられる適性テストで、
『あなたは、食べ物や娯楽など、満足するまで求めますか?』
という質問項目があって、あたしは迷わず、
『とても当てはまる』にマルをする。
昨日買った服は、今日着たい。
限定色の口紅が、欲しくなる。
エビフライのしっぽは、必ず食べる。
根拠はないけど、東京より大阪の方が偉いと思ってる。
満開の桜を見ると、ココロが震える。
心が震える、っていう衝動が起こる理由はうまく説明できないけど、でも、あたしも、満開の桜を見ると、心が震えます。
冒頭の話に戻りますが、ものぐさが服を着て歩いているようなあたしが、最近はやたらと活動的で、出来るだけ、思い立ったことをすぐ行動に移すようになり、とても充実した日々を送っています。
もちろん、こんな状態がずっと続くわけはないと思っていますが、今は活動後の疲労感すら楽しめている状態。
仲の良いバーテンダーのOさんは、早朝5時過ぎに仕事を終えた後、友達と落ち合って眠らずに富士山へ向かい、頂上まで登って下りて帰ってきてそのまま仕事に来たりするんですが、それを聞いたとき、ものぐさ絶頂期だったあたしは
「ちょ、それ、アクティブを履き違えてるって…」
と、半ば呆れ気味に聞いていました。
後日、このエピソードをある人に話していたら、その人も「考えられない」と目を丸くしていて、「でしょー!?」とあたしは笑っていたんですが、その人は、「だけど」と続けてこう言ったんです。
「だけど、一日は、それだけ長いってことなんだよね」
このやりとり自体はもう、1年くらい前の話。
だけど、この言葉が、今になって、あたしを動かしてくれています。
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