プチバブルの副作用と三十路の明るい諦念

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カフェで話せる下ネタに、このようなコメントをいただきました。

こんにちは。

下ネタのガイドラインって難しいです…。

私は、わりと秘め事だからこそ楽しい部分が多いのかなって思っていて、それだからこそ、奈々さんの書く性の部分の話は、文だからこそ読めるのではないかって思っていて、その部分が面白いと思ってはいるんですが…。

付き合っている人に冗談でも「喋るマリンビーンズ(人気バイブ)だと思ってないとやってらんないよ」って言われるのも…うーん。

奈々さんは、カフェで男友達に「今会ってる子は、ちょっと面白いことをいうA10サイクロンSA(人気オナホ商品)だと思ってるから、気楽だよ」って会話してるのもOKということで合ってるんでしょうか?
(多分、同じレベルの話だと思います)



まず最初に、コメントするのにさぞかし勇気が要ったのではないかなあというのと、

言葉足らずだった部分を書くいい機会になったのとで、お礼を言わせていただきたく思います!

ありがとうございます!


結論から言うと、私は「OK」なんです。

このコメントをいただく前に、別の方から

マリンビーンズ発言爆笑致しました。
と、同時に、年上の男性には元気のいいTENGAだと思われているのかな…と思い。
考えなかった事にしましたw


というコメントを頂いてたんですが、

元気のいいTENGA」っていいなwww

って、むしろ「それ、かわいいなw」と笑ってしまったくらいです。

なにしろ私、ローリングストーンで連載されてるケンコバの

SHIKO-TALK presented by TENGA

の愛読者ですし、さらには「TENGA」に対する愛を、ケンコバと星野源が「雑談集」で、熱く語ってるのも見てるんですね。



これを読むと、男子の思う「ソレ」は、思ってた以上に愛情が深そうだなというのを、すごく感じたんですよ。

星野源、ケンコバだけでなく、開発者の佐藤さん、さらには大勢の男子に対してもです。

そして、もしも自分の好きな人がそれらアウトソーシング(外部委託)グッズの名称を出してきた日には、

「えー!?(そのシリーズのこと)知ってるのー!?」

ってわたし胸熱だなと。

でかした!くらいの勢いで。(上からかよ)



ところでなんで私は「OK」なのかと言いますと、こう思うようになったのは、私なりに理由があります。

その昔、男性に対して思って、そして言ったことがあるんですよ。

「求められていることが、『ソレ』だけなのかなと思うことがある」

と。

そのときに

「分かってないなあ~」

って言われたんですね。

当時は、

「わかんねーよ」

って思ったんですけど、

私はこの時、まだ知らなかったのです。

自分の身に、ゆくゆく、


「レス」が起きるということを。


私周囲の、カップルとしては非常に仲がいいけれども、「能動的にシてない」(自らシないことを選択している)彼氏・旦那サイドの人間はこう言います。

「大好きなんだけど、もう尊くなっちゃって、そういう目で見れないんだよね」

と。

人として、パートナーとして、すごく尊重している。大事にもしている。仲もいい。

胸の中がほっこりするいい話です。

けど、「レス期間」が延びに延びて、あげく、仲がいいあまりに「外部発注」もできないような、「おあずけ組」の彼女・奥さんサイドはどうでしょうか。

もともと「ソレ」が好きじゃないのなら、利害関係が一致しているので問題ありません。

だけど、もともとは「ソレ」が好きだったら?

こちとらもう慢性的な飢餓状態ですよ。

眼光はギラギラのサーチライトと化し、エブリデイPMSみたいなことになるわけですよ。

結果、こう思う。


尊重とかもうどうでもいいから欲情してこいボケンダラ


と。

少なくとも、私は過去のレス期間中にそう思っていました。

その結果、「ソレ」の対象として見られてるって、全然悪いことじゃない。むしろなんて嬉しいことなんだ…泣泣

って思ったんですよ。

しかも、私は昔

「求められていることが、『ソレ』だけなのかなと思うことがある」

って心配してましたけど、なんだかんだ言って、よっぽど割り切れてる人じゃない限り、「ソレだけ」って無理だと思うんです。

期間限定ならまだアリかもしれませんが、「ソレだけ」でずっと保たせるって、至難の業だよなと。

そこで初めて「分かってないなあ~」の言わんとするところって「そういうことだったのか」と私なりに理解しました。

それを経て、「そういう対象」に自分が入る(アウトソーシンググッズに例えられる)って、私的にはぜんぜん嫌なことだと思わなくなってるんです。


ただ、今回の「しゃべるマリンビーンズ」に関しては、ちょっと違うニュアンスも含まれます。

私周囲の80年代製、もっと言うと私たちよりもちょっと年上のお姉さん方って、そこそこのプチバブル経験者が多いんですよ。

若い時分、景気の良いジサマがたにごはんをごちそうになり、なんだったら帰りがけにはタクシー代もいただき、そのお釣りで光熱費を払ってたような人がたくさんいるんです。(ただし後述しますが、これには副作用が伴います)

今も、若いお嬢さん方で、そのような恩恵に与ってる人、いるんじゃないでしょうか?

世の中にはある一定数、「ただ、女の子にごはん奢るのが好き」「ただ、女の子にプレゼントするのが好き」っていう、不思議な人種が居るんです、まじで。

(たぶん、足長おじさん、マイフェアレディ、プリティウーマンの「アレ」になりたい願望があるのだと思う)

しかしですね、「ただ、女の子にごはん奢るのが好き」「ただ、女の子にプレゼントするのが好き」の「女の子」の接頭語には、「若い」がつきます。もっと言うと「若くてかわいい」のコンボです。


私周囲の30代(以降)は、もうそういう恩恵に与れなくなってきたどころか

奢る側

へととらばーゆしつつあるんですね。

しつつ、っていうか、私はもう結構な割合でコッチにシフトしています。


ここからが本題なのですが、

我々と同世代の男性、しかも「あ、いいな♡」と思うような人は、まあもうほとんどハケている(めとっている)のに対し

私周囲の同世代女子は「東京タラレバ娘」のように独身が多く、「外部圧」も大きい。

だからこそ、

私周囲には「もう、自分が養っていく方向で結婚するしかないのか…」みたいな女子が、結構いる。

だけど、

「もう、自分が養っていく方向で結婚するしかないのか…」と思っている女子だって、「本音を言えば、好みのタイプの、そして経済力のある男子と結婚出来たら文句ねえ」と思っている。(ていうか、言ってる)

そんななかで、「折衷案」を考えたときに、「お金はないんだけど、素直で可愛い若い男子」とマッチングしやすいんですね。

なにしろ彼らの方も、同世代の女子と付き合っても自分が貧乏なので、「背伸び」ができない。ってなると、アドバンテージがとりづらい?(しらんけど)

けど、相手が30過ぎとなれば、彼らも背伸びしなくて済むじゃないですか。だって相手は大人だし。って。

あげく、ごはんは食べさせてもらえる、「いいよいいよ」って財布を出すのも牽制される。(あくまで私周囲の話です)

これは、私周囲の女子が「けっこうな世話焼き・オカンタイプ」だからというのもあるんですが

相手に「お金がない」って分かってるのに、「出せ」とは言えないんですよ。

ないもの出せって言ったって、出ないんだから。

若いし素直だし可愛いし、若さゆえにしっかり「アレ」もある。なんだったら「もういいって」くらいにある。

だけど「プチバブル時代」を思い出すと


私って、お金を出さないとソレができない身分になった?


っていう不安もよぎるわけです。

しかも「昔取った杵柄」みたいなプライドもある。

これが、若い頃「ちょっといい思いした人」の副作用です。

本当だったらやっぱり今でも男性にはごちそうしてほし…いや、ワガママは言わない。

せめて「50:50」の割り勘くらいには持って行きたい…!

しかし現実問題、割り勘出来る経済力の相手すらハケてるorもっと若い子に行くので、そのフィールドも「期待薄」。

ていうかワシら、職場に居たら「年配部類」だし、なんだったら「お局」とか言われてるし(言われてたよ私は)気がついたら居酒屋で己が客の平均年齢上げてたりする。

若い男がこうやって寄って来てくれただけでもありがたいって思う…べき…?


と思っても、やっぱりどこまでもチラつく副作用。(プライド)



からの


30過ぎの女達は若い彼らと「どう付き合っていくべきか」のような話をしていたときに

「若い男なんてしゃべるマリンビーンズと思ってなきゃやってらんないよ」



なんですよ。

これはひとつの「落としどころ」であり、「前向きな諦念」であり、「追い込み(※)をかけないための自分への牽制」でもあります。

(※追い込み=結婚を迫る、など)

対等に付き合っているパートナーには、そもそも「芽生える不満」が違うので

例えば「レス状態を飲む」ときの落としどころとしては

「もう、『同性』と思ってなきゃやってらんないよ」

になるかもしれません。

私は結婚してないので実感が乏しいですが、よく聞く「結婚生活の落としどころ」としては

「旦那なんてATMと思ってなきゃやってらんないよ」だとか「女房なんて家政婦と思ってなきゃやってらんないよ」というのがありますし、「落としどころ」というのは人それぞれです。


ところで、今、若い男の子と付き合っている私の同世代は、ほぼ、「彼らとの将来」を期待していません。

今は若くてお金もないから、お互いの利害関係が一致してて一緒にいるけど、この先、彼らが社会性も経済力も蓄えた頃、そうですね、時間で言って、あと7、8年でしょうか。

そのとき我々は、40間近か、もしくは40過ぎになっています。

かたや彼らは「ようやく頭角をあらわしはじめた」くらいのイッケイケの年になっていて、そんなときに、

「わたしらを選ぶかな?たぶん、選ばないよね(´∀`)」

というのが、今の私たちの「現実的な未来予想図」なんです。

このへん、湯山玲子さんの「四十路越え!」でも触れられています。



最初に読んだとき、私はまだ20代だったので「へえー」と、どこか「パラレルワールド」目線で見ていたんですが、今なら湯山さんの言っていたことが分かる。

しかも、湯山さんの場合は「四十路」を指して言っているので、三十路のソレよりも「腹づもり」がシビアです。

ちょっと引用しましょうか。

金銭的な側面で言うと、やはり、年上の女性の方がオゴる回数は多くなることもキモに銘じておきましょう。

ことによっては「さんざん、オゴってやったのに(恋人関係にならなかった)」という場合もあるでしょうが、そこでギャーギャー怒るのは愚の骨頂

「背骨がしびれるような快感」を得たことを対価として、平常心で要るべきです。


さらには

アラフォー女性に欲しいのは、「若い男はいずれ逃げて行く」という冷めた構えです。

「盛り上がって結婚!」というファンタジーを全否定はしないけれど、それに賭けるにはオッズが低すぎるので、夢見がちなこの部分こそ、しっかり現実を見据えるべきです。

(中略)

「どうせ、若い女と出会えば去って行くのであろう」といった、ニヒリズムを持っていた方がいい。内面的な成熟は、若い女のピチピチした肌にはまあ、十中八九は負けるのです。

(中略)

「アナタの存在は僕にとって本当に大きいし刺激的で、無くてはならない存在です。若い女はみんなつまらないし、退屈。だから、アナタには身近な存在で居てほしい。

でも、その一方で、自分は平凡な男でもあるので、普通に家庭を営んで子どもを育てたいし。セックスは申し訳ないが、若い方がいいし。ピチピチしてるし…」

まあ、勝手によく言うもんだ、という感じですが、この場合の対処法としてはふたつあります。

ひとつは、「いくらその男性が好きでも、これではあまりに男性の身勝手なので、自分を大事にする意味でも別れた方がいい」という意見。

(中略)

しかしながら、冷静に考えて

「自分と彼の関係はやっぱり自分にとって必要だし(ここにこそ因数分解を出動させてください。セックス、もしくは最高に気の合う相手?)、相手の考え方も分かる」

と言うのなら、この事実を受け入れてとことんつき合い続けることです。




ね?(´∀`)(イテテ…)



「過度な期待をしないため」、そして自分の状況を「笑い飛ばす&ニヒルに見据える」、その結果が「若い男なんてしゃべるマリンビーンズと思ってなきゃやってらんないよ」なんです。

ましてや我々、マリンビーンズ先生にはかなりお世話になってるので、ここに悪意があったら、もっと別のものに例えたと思います。(今、パッと例えが出てこないけど)

そして

奈々さんは、カフェで男友達に「今会ってる子は、ちょっと面白いことをいうA10サイクロンSA(人気オナホ商品)だと思ってるから、気楽だよ」って会話してるのもOKということで合ってるんでしょうか?(多分、同じレベルの話だと思います)

という質問に戻りますが、

私は言われても「OK」派なんですけど、元も子もない話をすれば、こういう「下世話な話」って、男子は案外ピュアなのでほぼやらないですね。w

なんだったら男同士での「恋バナ」すらあんまりしないみたいですし。



私最近、自分が「コバちゃん」(小オバちゃん)になってきたのが、すごく楽しいんですね。

いろーんなことが許容出来るようになったし、「テヘペロ///」がしやすくなりました。

先述の「奢る側へとらばーゆ」だって、

「ああ…最近奢られなくなってきた…」

ていう「残念感」よりも

「奢れるだけの経済力を蓄えてきたのだな」

っていう前向きな気持ちの方が大きいです。

ただ、私がご馳走したいのは、可愛い後輩や年下の友達に限っていて、

自分が恋心を抱いている人には、「(お会計は)そんなにフェアじゃなくていいよ?w」とは思いますが。

出せって言われたら出すけど。w


そして、「コバちゃん」になってから、自分を動かすものが「モラル」ではないことを、とっくに認めています。

「頭では分かってるんだけど」というモラルって、そこに「感情」がついていかないと自分を動かさないんですよ。

モラルと感情が一致する分には「ヤッタネ!」ですけど、一致することの方が少ないと思うんです。

「一致してる」と思っていることだって、別の側面があるはずで、どっちかっつーと「そういう(モラル的な)見方も出来る」っていう副産物なんじゃないかなと。

むしろ「モラル」を自分に押し付けて、「モラルのみ」で自分を納得させようとすると、本音と建前が不協和音を起こし、「私って人としておかしいのかな?」といった自家中毒にかかります。

「心に響く」と言うときれいですが、そんなきれいな言葉でまとめたら怒られそうなほど下世話なものが、私を動かしていたり、私を説得にかかって納得させたりしていることを、素直に認められるようになったんです。

それは同時に、「私って、下世話だなー」と認めることでもあります。

もっと若いころに書いた「完璧は人を救わない」という日記は、「コバちゃん」になる前日譚だったんだなというのが、今読むと分かります。

言ってることが若すぎて「おいおいもうそのへんにしとけ」ってくらいセンチメンタルですけどwww

まあでもニーチェも自分は若かったとか、浅かったとか、世間知らずだったと断じて葬らないほうがいい。って言ってるし。w


序盤で書いた

「大好きなんだけど、もう尊くなっちゃって、そういう目で見れないんだよね」

という「言い分」だって、「頭では分かるけどーーーー!!!」部類で、こちらの(というか私の)本音としては


尊重とかもうどうでもいいから欲情してこいボケンダラ


なわけですから、要は、この「本音」を鎮めるような、心に響く「なるほど」で説得にかかってくれたら、「まあ…だったらしょうがないね…」って、まだ飲むことが出来ると思うんですよ。ただ、「悶々(性欲)」は解消できないので、やっぱりイライラはすると思いますけど。

そして「ほんとは結婚したいけどー!」や「ほんとは(お会計の時)払ってほしいけどー!」を鎮めるのが、「マリンビーンズと思ってなきゃやってらんない」という、諦念。

しかしまあこれは、ほぼ、強がりですね。三十路の。w


ちなみに、先述の湯山さんは


恋愛と呼ばれているものの大いなる原動力ははっきり言って、性欲にあります


と、「四十路越え!」の中で言いきっています。

私の中には「インナー乙女」がまだいるので、「そっそんな!w」と抗いたい気持ちはあるにせよ、

まあでもそうなんだろうなw、という「明るい諦念」もあります。

あらゆる「下世話」。

そしてその原動力と説得力。

それらを認めなよ、なんて人には言いませんが「そこを認めるとラクだよ」とは言いたいかな。

いやほんと、30代ってくそ楽しいなと、最近毎日思っています。


あともういっちょ。

「若い頃『ちょっといい思い』」した人、あるいは「してる人」を妬む人もいますが、

それに慣れすぎた人たちは、「社会復帰」と「適正感覚の奪還」が難しくなり、その結果「嫁(い)き遅れる」傾向にある。

というのは、私周囲を見ていても明らかなので、

「ちょっといい思い」の代償ってけっこうでかいな。

と思う私です。

今恩恵を受けている若いお嬢さん方も、

「プチバブルは永遠には続かない」

と分かった上で楽しんでいた方が、のちのちの心的ダメージが少ないと思います。(´∀`)

と僭越ながら申し上げさせていただき、結びの言葉とさせていただきます。


【完】



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