縦糸と横糸と北風と太陽

私最近声を大にして周りに言ってるんですが、男女問わずに「可愛いげ」ってほんとに大事だなと思うのですよ。


ただ、「可愛い」とか「微笑ましい」という言葉は、

男の人に向けると喜ばれるどころか「バカにしてんの?」って嫌がられることの方が多いので、

男の人に言うときには「茶目っ気」という言葉に置き換えているんですが。



数日前に、高校の時から知ってる男友達Hと飲んでたんですけど、

このHって子がほんっと茶目っ気たっぷりのめちゃくちゃいい子で、

どうやったらこんなにまっすぐ育つんだろうと感動してしまうほどなんですね。



今回印象に残ったのは「蚊」の話。

蚊が腕の血を吸ってる時にグッと力を入れたら蚊の口の針?が抜けなくなるって言うじゃないですか。

Hも現行犯を見つけた時にはグッと力を入れるらしんですけど、力を入れたのに抜け出す強者が時々いるらしく、

そういう蚊に遭遇したときには、「たいしたもんだ」と蚊のファイトに敬意を払って見送るんですって。


抜け出せなかった蚊に関しては、

「お前が頑張ったのは分かった。でも負けは負けだから。ごめんね」

って思いながら叩くんですって。


正直、なんで私こんなに長いことこの人と「友達」のままでいるのか?と疑問に思ってしまうくらいにキューン!!!とくるエピソードであった。


まあ理由は単純で、Hには茶目っ気あっても色気が全くないからなんですが。そして同じことを私も思われているからなんですが。

でも、だからこそ付き合いやすいんですよね。なんつーか、ものすごく友達を大事にしそうっていうオーラが全身から出てて、

実際私も大事にされてるなあっていう実感があるし、その証明と言っていいかどうかは分からないけど、私と同じ歳でありながら、Hはすでに20回も人の結婚式に出席しているのです。(2014.01.26追記:当時29歳ですね)


「可愛い」や「微笑ましい」と一緒で、

「いい子」とか「いい人」とか「誠実」って言葉も、

褒めてるつもりでいても「要は安全牌ってことでしょ?(-_-)」みたいな風に受け取られてしまうことがあったりして(照れ隠しかもしれないけど)、

でもどうしてもその人の人間性がいかに素敵かってことを本人に伝えたい時、なんて言えばいいんだろう?って考えて思い付いたのが「フェア」という言葉。

Hは、すごくフェアな人なんですよ。

誰かが何かを話そうとするとき、耳の傾け方がいつだってフェアなんです。


私よく「ふざけた話も真面目な話も出来る人が好き」って人に言うんですけど、Hはそういう人で、今回も「蚊」の話を聞いたあとに


「あたしいつも思うんだけど、誰かが蚊をたたいて殺したとするじゃん。

そういうとき、蚊には蚊のメディアがあって訃報が流れたり、親類がその死を悼んだりしてるのかなーって思うんだよね」


とか言ってたら、Hはそれを単に面白がって聞いてくれただけじゃなく、

「蚊のメディア」がどういうものなのかとか、

そもそも蚊が人を刺すっていう、リスキーな行動に出る時の心情はどういうものなのかとか、

一緒になって話を広げてくれるのですよ。

私が縦糸を垂らしたらHはそれに横糸を通して、ひょろっとしたただの「糸」を「布」にしてくれるというか。


妄想族の私は、宇宙ってどうやって出来たんだろうって思った時に、

なんにもないところからポコポコッと生まれたと仮定して、

じゃあその何もなかった状態の時って何色だったんだろう、

例えば「白」だったとして、じゃあその「白」っていう色は誰が作ったんだろう、

仮に神様が作ったとしたならば、その神様は誰が作ったんだろう、とかって、

創造主の創造主へ、更に創造主の創造主の創造主がどうなってんのかを考え始めてしまい、そうなると果てしなくて眠れなくなる。

っていう話をHにしていたんですが、


「俺達は3次元しか見ることが出来ないから、

3次元の世界じゃ理解出来ないこと、解明できないことっていっぱいあるけど、

別次元だと実はすごく単純な理屈で説明がつくことだったり納得できることなんだろうなって思うよ。

だから例えば奈々ちゃんが持ってる宇宙の成り立ちとかに対する疑問も、

すんなり解き明かしてくれる世界がどっかにあるんだって思うとちょっと救われるよね」


って真摯に答えてくれて、それがすごく気持ちよくて、この人とはずっと仲良くしていたいなあと思ったのでした。

(2014.01.26追記:最近全然会ってないなあ〜元気にしてるのかなあ〜)(と、こんなふうに私は日記を読み返してふと「元気にしてんのかなあ」と思ってよく友達に連絡をする)


最近めちゃくちゃストレスたまってて、もうほとんど祈るような気持ちでストレス解消法を探してたんですけど、

Hなんて1日15時間以上働いて動き回ってるのに、めちゃくちゃ元気なんですよ。


なんつーか、私よりも仕事量が多くて辛そうに働いてたり愚痴ってる人を見ると「あの人の方がきついんだから…」って、「後ろめたさ」発信の「頑張らなきゃ…」になるんですけど、

そんでもってそれはまだマシな方で「こっちの方が頑張ってんだからお前がごときがぐったりしてんな」フレーバーを醸し出されると、士気が上がるどころか投げやりになるわ罪悪感は感じるわでどんどん心がささくれだっていくんですけど、

自分よりも仕事量が多いのにイキイキ働いてる人を見ると「あたしより頑張ってるあの人があたしより元気なのに、あたしが疲れててどうする!」って前向きな「頑張らなきゃ!」になるんですよね。


これって、「北風と太陽」の話とどこか通じるものがあるなあって思ったのです。

人の心を動かすのは、強くて冷たい風よりも、あったかくて眩しい光なんだなと。


大人になって社会に出たらみんな忙しいし疲れてるしで、自由に使える時間の貴重度がどんどん上がっていくわけで、

そんな中時間を作ったり作ってもらったりするんだったら、糸を布に出来るような建設的な…って言うと大げさだけど、

要は楽しい時間を過ごしたいし、結果的に「会ってよかった」って思いたいし思われたいじゃないですか。

「太陽」を求めるのであれば、自分自身も相手にとって「太陽」であるための努力をしなくちゃなあと、Hを見てしみじみ思ったのでした。

言うは易し、行うは難し、なんですけど。


Hはすごいなあ〜。




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