ルーツ。

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先週日曜日、森美術館で開催されてる医学と芸術展に行って来た。
印象に残ったのはデミアン・ハースト(wikiだと「ダミアン・ハースト」になってた)、イーヴォ・サリガー、ヤン・ファーブル(「ファーブル昆虫記」のファーブルのひ孫らしい)、パトリシア・ピッチニーニ、ジル・バビエ、ヴァルター・シェルスの「Life Before Death」あたり。
作品自体に心惹かれたからと言うよりは、日本人女性の展示作品ってことで印象に残ったのは松井冬子さんとやなぎみわさん。

バスを待ってる間になんとなくiPhoneから松井冬子さんを検索してびっくり。
浄相の持続」で一躍有名になったらしい松井冬子さんは、VOGUE NIPPONのWomen of the Year 2006にも選ばれていたそうなので、ご存知の方はきっと多いのでしょうが、こんなに綺麗な方なのですね。


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ART ACCESSでの対談を見つけたので食い入るように読んでしまった。⇒(ここに写ってる写真がまたすごく綺麗で!!)
対談の内容で印象的だったのが

女性は、子供という分身をつくるという能力があり、同調するという能力が優れていると思います。そして女性性をもつものを自分と同一視して見る傾向がある。だから、絵に対してシンクロするかしないかというところで作品を観ると思います。

同調って確かに女子に多く見られることで、あたしにも身に覚えがあり過ぎるけど、時として安心を生むし、でも時として嫌悪の対象にもなる特性。自己嫌悪のときもあるし、他者嫌悪のときもある。でも後者の場合は多分、同族嫌悪。
その「いち女性性」のルーツを「子どもという分身をつくる能力がある」ことに結び付けて考えたことはなかった。
太古の昔には、男の人は狩りに出て、女の人は土地に残るっていう役割分担があったでしょ。だから女の人は群れの中で周囲とうまくやっていくためにコミュニケーション能力が発達(要は、おしゃべり好きであるとか)して、「同調」っていうのもコミュニケーションを円滑にとるためのツールの一つと言うか、処世のために遺伝子に刻まれたんではとか思ってたんだけど、言われてみれば納得。10ケ月間も自分の体内に、自分の体と繋がった別の体を宿す能力が女の人には先天的に備わっているんですもんね。なんだかこっちのほうが説得力があるなと深く頷いてしまった。

あたし自身は男性に対してのコンプレックスが今のところあんまりなくて、フェミニストの方には怒られそうだけど「女でよかったー、得したー」とか思うことのほうが多いので、松井冬子さんの思想自体に激しく感銘を受けたとか熱烈に支持!とかっていう思いはないのですが、上で引用した対談にもある「女性性をもつものを自分と同一視して見る傾向がある。だから、絵に対してシンクロするかしないかというところで作品を観ると思います。」には共感。それは絵に限ったことじゃなくて。頷ける方、多いのではないでしょうか。
それに、


男性が観てもわかるように描いているつもりなんです。女性に向けて制作したい、同調してもらいたいけど、男性が観てわからないのは問題外。美術はほとんど男性が占めている世界ですから。ですから作品が、雰囲気や色が主体ではなく、ロジックである必要がある。


っていう姿勢は格好いいと思うし、背景にある思想を全く知らない状態で作品を見てしまったので、こういう発信者の意図を少しでも知った上で見ていたら、また違った受け取り方をしていたのかもと思いました。
何より今回は松井冬子さんの作品が1点しか展示されていなかったので、改めてほかの作品を見てみたい。

●2013.12.08追記●
この日記を書いたほぼ2年後に松井冬子さんは横浜国立美術館で大きな個展を開き、しっかり見に行ってきました。^^→



なわけで、今、買おうかどうしようか迷っている作品集。

 




芸術作品に疎いあたしは、メタファーとか全然分からないのでインパクト勝負。
好きなのか嫌いなのか自分でもよくわからないんだけど、パッと見てギョッとする作品には心を持ってかれる。日野之彦とかロン・ミュエクとかはまさにそう。
日野之彦さんは、大昔にVOGUEで紹介されてたのを見て知ったんだけど、あまりのインパクトだったので、すぐさまページを切り抜いた。今でもファイルに入れて大事に保管しています。作品集がないのが残念なんだけど、ART ACCESSで日野之彦さんのインタビューも発見。⇒
ロンミュエクは一昨年本屋でたまたま作品集を見かけてギョッとして即買いしてしまった。





関係ないけど最近iPhoneに入れたお気に入りアプリはTokyoArtBeat
簡単に言うと、東京で開催中のアートイベントを検索できるアプリで、人気順、エリア別、開催日時、はたまた自分の現在地から最寄りのイベントを探せるという優れもの。ピンクのアイコンも可愛い。
医学と芸術展の帰り、TABアプリを見てて勢いで国立新美術館のルノワール展も見に行こうかな!?と思ったけど、徹夜明けで行ってたので電池が切れておめおめと帰ってきました。(※後日観に行きました)
ちなみに、医学と芸術展は28日(日)までなので気になる方はおはやめに~。



森タワー52階から見た景色。
天気良くて良かった。
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