さくら
2005.04.29 Fri | 02:39
読み終わりました。
昨日の夜から読み始めたら止まらなくなって結局最後まで読んでしまいました。本で泣いたのは久しぶりです。
登場人物は両親、長男、次男、長女、の5人家族と飼い犬サクラ。主人公は次男。それぞれの性格はちゃんと分かりやすく書き分けられていたと思います。だから「これは誰だっけ」ってことにはなりません。(外国の小説とか読んでると私はたまになります)
ただ、長い。6章まで書かれていてさらに1章1章細かく分けられてるからいいんですけど「ここいる?」と思う箇所も多少有りました。
でも私はmomochiさんの記事で「ラストが良い」と聞いていたので途中何度も「まだここ…?」と残りのページ数確認したりしつつ、ラストが読みたくて一気に読みました。
起承転結で言うなら「転」の部分が割と序盤から分かっているので心の準備は出来ていたものの、読んでてはらはらしました。
ただちょっと気になる文章の書き方をしてるんですよね。作者の西さんが。最初はその主人公の口癖なのかなと思ってたんですけど(ナルトで言うなら「○○ってばよ」みたいな)後書きでも同じような書き方してたのでご本人の癖なんでしょうか。
言ってしまうとですね「○○だったし」というような表現を多く使っているのです。こう言うと「だから?」と思われそうなんですけど読んでみると「また出たよ」と思ってまうので、途中何度もストーリーの中から現実に戻されてました。で、再び話に入り込むのにまたちょっと時間がかかるものですからもう少しなめらかに書いて欲しかったかもと思います。
でも私も文章中での口癖多いんですよね。「とんだダークホース」とかよく使います。ダークホスばっかりじゃねーかと自分で思います。あ、それから「とか」も。「とか」って他に何があんだよ、と自分で思います。
ちょっとエラソーなこと言ってしまいましたが最後は確かに感動です。自然に涙が出てきました。飼い犬サクラのポジションもよかったと思います。
あとこれは個人的な感想なんですが、一般的な物語って許されざる失敗を誰か(主人公以外)がしてしまったとしても「もういいよ」と流されたり許されたりしますが、それをちゃんと罰したというかそれなりの非難を向けていたので少しすっきりしました。読んでみないことにはここの感想全く分からないと思うんですけど。例えばイラ〜〜っとくる嫌な奴が居たりするじゃないですか。そいつに「お前見てるとイライラすんだよ」って直接言うようなものです。いや。ちょっと違うな。分かりにくくてごめんなさい。「さくら」の中の「ポスト」という場面でそれが出てきますので興味のあるかたはご覧になってください。
よく友だちや知り合いに「おすすめの本って何?」と聞かれたりするんですが、この質問って意外と困るんですよね。その人と自分の「おもしろい」が一緒とは限らないし、小説には短編もあり長編もあり、男性作家が書いたもの、女性作家が書いたもの、純文学、エンターテイメント小説など色々ある訳じゃないですが。基本的に女性作家の恋愛小説は男性にすすめにくいですし。でもこういう家族小説なら誰にでも「まあ読んでみてよ」とすすめられそうです。
私が一番人にすすめる作品は乙一の「ZOO」なんですけどね。
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そろそろ佳境に入ってきた








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