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光と影


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ぷちっとご無沙汰しております。

まずは、前回の「おさわり版」に拍手ボタンやFacebookのいいねボタンやランキングクリックしてくださった方、コメント欄やtwitterのリプライで感想を伝えてくださった方、本当にありがとうございます。
R-18史上2番目に多い拍手数を頂戴しました!ありがとうございます!!

ちなみに歴代1位は「JOC規格」っつー脱毛にフォーカスしたぶっちゃけた…いえ、ぶっちゃ毛た日記でして、こちらは拍手数551というぶっちぎりの数を記録しております。
毛なだけに根深い皆様の関心がうかがえますね。

さてさて寒い日が続いておりますが、皆様お変わりないでしょうか。(言いっぱなし)
私はと言いますと、1月末からめっきり体調を崩しておりまして、10日間足らずの間に4回も病院に足を運んでおり、すでに医療費2万5千円越え。
朝イチで点けるオイルヒーター熱のようにじわじわと家計を圧迫しております。

20代も後半戦の後半戦。
25歳の娘さんもいるというのに@コスメの年代別クチコミで「20代後半」のとこ見てていいんだろうかとか思うわけです。
それは、巨乳グラビアアイドルに対して自分も巨乳だと主張する朝丘雪路のような畑違い感が漂うのではないかと心配になるわけです。
結果、もはや「30代前半」の方を中心に見てしまうわけです。

まあまあそんなわけで、寄る年波には勝てず、元来の不摂生も多分に祟り、ドワッとしわ寄せが来ている感じ。
このブログ、連絡不精な私の生存記録forヤエ(母)、みたいな役割も担っているのであんま体調不良とか書きたくないんだけども。
食も含めて生活サイクルの大幅な見直しをしなくては、いよいよ不健康になっていくなあという危機感は感じております。
メンタル的にもあまりよろしい状態になく、周期的に訪れることではあるのですが、もとから本を読む機能というものが備わってなかったんじゃないか?と思うくらい文字を追えなくなる時期が今まさに訪れております。

その読めなくなるって言うの、今までは主に小説だったんだけど、今はちょっと、エッセイとか漫画とか軽めのものはおろか、twitterのタイムラインを追うのすら結構しんどくなっている状態。
放っておくと勝手に元に戻るのであんまり気にしていないのですが、せっかく買った穂村弘さんの絶叫委員会とか、岸本佐知子さんのねにもつタイプも読めていなくて罪悪感のようなどんよりした気持ちを抱えております。

とは言え、そんな中でも比較的読めているものがありましてね、それが聖書の名画はなぜこんなに面白いのかっていう、旧約聖書・新約聖書を題材にした美術作品たちの、超初心者向け解説本。

ダ・ヴィンチ・コードを読んだ時()とか、映画パッションを観た時()に、キリスト教にゆかりが無さ過ぎてなんのこと言ってんだか分っかんねー、という情けない思いをしていたので、ざっくりとでも頭に入れておきたいなーと思って結構前に買った本だったんだけど、なっかなか腰を据えて読む気になれなくて積ん読本になってたんですよ。
これをね、入浴中にちょっとずつ読み進めるのが最近の楽しみだったりします。
あんまデカい声で言いたかないけど、これ読むまで「ソドムとゴモラ」って人名だと思ってましたからね。(同じ人が居てくれることを願う)

噛み砕いた入門書とは言え、っていうか噛み砕いた入門書だからこそ?旧約聖書の天地創造から始まって縦断なんだか横断なんだかたぶん「ココ押さえとけ!」的な聖書の内容と、それにまつわる美術作品をガーッ!!と紹介していくので、聖書ビギナーの私にはスピード感ありすぎるわ登場人物が多すぎるわで一度で理解するのは難しく、三歩進んで二歩下がる、みたいな読み方をしています。

とは言え、この本を読んでいたおかげで、先日ゴヤ展(1月29日に終了)で観た「無原罪のお宿り」(※リンク先にはゴヤの「無原罪のお宿り」は載ってないんですが)も、「お~これか~」と思いながら観ることができて、なんていうか、ヤマが当たったような得した感。(その程度か)
あ、あとですね聖☆おにいさんを愛読しているのもバカにできないほど役に立ってます。

一昨年bunkamuraでやってた「ブリューゲル版画の世界」を観に行った時も、「聖☆おにいさん」読んでなかったら「バベルの塔」がなんなのかなんて分かってませんでしたからね。展示されてたのは油絵じゃなくて版画の方だったけど、それでもバベルの塔がなんなのか分かって観ることが出来たから結構感動しました。
そうだ、ブリューゲル観に行ったとき、そのこと日記に書こうと思って図録の写真も撮ってたのに書かずじまいだった。


いまさらですが。

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もともと広告に使われていたこの絵を見て
すごく気になって観に行った。

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「大きな魚は小さな魚を食う」という作品。


ブリューゲルの「大きな魚は小さな魚を食う」とかもそうなんですけど、なんか私、薄気味悪い絵を好む傾向にありまして。(藤田嗣治の絵とかもどっか薄気味悪くて好き)
もともとゴヤに興味持ったのも「我が子を食らうサトゥルヌス」を観てからなんですね。
だから今回のゴヤ展で一番に押し出されていた「着衣のマハ」にはあんまり興味がなくて、「ロス・カプリーチョス」という銅板画集からのキモチワルめな作品を重点的に観て回りました。なんかもう、どれ、って選別できないんだけど、えもいわれぬ薄気味悪さと言うか後ろ暗さを感じる作品たちで、「この人絶対変態だッ(wktk」とか思いながら版画元の素描も含めて食い入るように見てしまった。(ココで「ロス・カプリーチョス」とキーワード検索したら見れますので興味があればドゾ)

先週の土曜日は松井冬子展を見に横浜美術館まで一人でぶらりと。
松井冬子さんは「医学と芸術展」()で最初に観て、作品のインパクトもさることながら、ご本人の美しさに度肝を抜かれて好きになった日本画家。
出世作(らしい)浄相の持続はもちろんのこと、下の動画で語っている、美大在学中に描いた自画像なども今回の個展に出品されていました。





どちらも観に行って良かったです。

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帰って来てから松井冬子さんとゆかりの深い成山画廊のHPを見てたんだけど、成山画廊のコレクションのところで紹介されてるチャールズ・エイセンマンの作品を見てものすごい衝撃を受けた。

「野蛮な読書」(平松洋子著)()の帯に打たれてあった「本は本を連れてくる」っていう惹句を見た時に、その通りだなあって思ったけど、美術も何かひとつきっかけがあると、そこからどんどん繋がっていくんですよね。今回で言うと松井冬子さんからチャールズ・エイセンマン、あと松井冬子さんが油絵から日本画へと転向するきっかけになったのが長谷川等伯の「松林図屏風」だった、というのを図録で読んで、ほうほうと長谷川等伯の絵を検索してみたりするわけですよ。

美術館って楽しいなあ~って思うようになったのはほんとここ数年のことで、そもそも私が興味持ったきっかけなんて好きな人と共通の話がしたいとゆー下心発信以外の何ものでもなかったんですけど、自分の好みの傾向が分かってくるとぐっと楽しくなって、学生時代は全く興味のなかった美術史を、今になって調べるようになったり。ちなみに私はカラヴァッジョ、レンブラント、フェルメール、ルーベンス、クリムトなどが好きです。あ、もちろん今回紹介した人たちも好きですよ。

若干本末転倒なのが、好きな人と共通の話がしたい☆っていう手のひらサイズの下心発信で興味持った、それすなわち行ける時には一緒に美術館行きたい☆みたいなのも含まれていたのに、好きな人だろうと誰だろうと人と一緒に美術館へ行くのが苦手になっている。好きな人だったらむしろ女友達と一緒に行った方が気楽だ。

今、タッシェンってところが出してる「ニューベーシックアートシリーズ」を集めたいなあと思ってるんですが絶版?になってるみたいでamazonのマーケットプレイスとか中古で買うしかなさそう。
と思ったらこんなニュース発見。⇒アートブック約400冊そろうTASCHEN(タッシェン)バルス銀座に日本初出店
日本初の常設店舗となり、同日より「BALS TOKYO NAKAMEGURO」、「BALS TOKYO ROPPONGI by AGITO」、「AOYAMA Francfranc」でもコーナー展開が予定されている。
だって!わ~、行ってみよ~。


あ、全然触れてなかったtop画像のこちらですが…

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ラボルト







なんですけど、







このサイズ。


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これ、「石膏デッサン入門」っていうシリーズのガシャポンなのです。(続編もある。)
横浜美術館のミュージアムショップにこのガシャポンが置いてあって、ナーニーコーレー!!ってめっちゃ興奮してとりあえず3回やってみたんですが、全部が全部石膏タイプなわけではなくて、ブロンズ風仕上げと大理石風仕上げというのがあり、石膏のやつは写真のラボルト1体しか出てこなかった。全部石膏が良かったんだけどなあ。
しかしまあラボルト1体でもなんか可愛くてお気に入りで、ボードの上に大事に飾ってあります。
こういうのを置いてる横浜美術館のミュージアムショップが素敵だ。

どうでもいけど「ガシャポン」なの?「ガチャポン」なの?私の地元ではずっと「ガチャガチャ」って言ってたんだけど。


全然関係ないけど、去年末からほぼ毎日っていうくらい履いてるUGGのムートンブーツ。

20111214_3のコピー

へそ曲がりの頑固者なので「ムートンブーツなんてぜーってー、ぜーってー履かねー!!」と思い続けてきたのですが、あまりの寒さに購入してみたのですよ。
そしたらもう、あったかさとラクさにやられてほぼ毎日出ずっぱり!!(上野の美術館にも横浜美術館にもコレ履いて行った。歩きやすいから館内を長時間回るのにいいんです!)
なんでもっとはやく買わなかったんだ…っていうくらい愛用してます。多くの人が数足持ちしてる気持ちがよく分かった。だってもう「次はクラシックミニが欲しい~」とか思っちゃってるもん。
UGG初心者なので手堅く本物が欲しくて、友達に教えてもらったココで買いました。
ちなみに私が買ったのはBAILEY BUTTON TRIPLETのチョコレートです。


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なんか久しぶりの日記ではしゃいだのかめっちゃ長くなってしまった。



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ルーツ。

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先週日曜日、森美術館で開催されてる医学と芸術展に行って来た。
印象に残ったのはデミアン・ハースト(wikiだと「ダミアン・ハースト」になってた)、イーヴォ・サリガー、ヤン・ファーブル(「ファーブル昆虫記」のファーブルのひ孫らしい)、パトリシア・ピッチニーニ、ジル・バビエ、ヴァルター・シェルスの「Life Before Death」あたり。
作品自体に心惹かれたからと言うよりは、日本人女性の展示作品ってことで印象に残ったのは松井冬子さんとやなぎみわさん。

バスを待ってる間になんとなくiPhoneから松井冬子さんを検索してびっくり。
浄相の持続」で一躍有名になったらしい松井冬子さんは、VOGUE NIPPONのWomen of the Year 2006にも選ばれていたそうなので、ご存知の方はきっと多いのでしょうが、こんなに綺麗な方なのですね。


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ART ACCESSでの対談を見つけたので食い入るように読んでしまった。⇒(ここに写ってる写真がまたすごく綺麗で!!)
対談の内容で印象的だったのが

女性は、子供という分身をつくるという能力があり、同調するという能力が優れていると思います。そして女性性をもつものを自分と同一視して見る傾向がある。だから、絵に対してシンクロするかしないかというところで作品を観ると思います。

同調って確かに女子に多く見られることで、あたしにも身に覚えがあり過ぎるけど、時として安心を生むし、でも時として嫌悪の対象にもなる特性。自己嫌悪のときもあるし、他者嫌悪のときもある。でも後者の場合は多分、同族嫌悪。
その「いち女性性」のルーツを「子どもという分身をつくる能力がある」ことに結び付けて考えたことはなかった。
太古の昔には、男の人は狩りに出て、女の人は土地に残るっていう役割分担があったでしょ。だから女の人は群れの中で周囲とうまくやっていくためにコミュニケーション能力が発達(要は、おしゃべり好きであるとか)して、「同調」っていうのもコミュニケーションを円滑にとるためのツールの一つと言うか、処世のために遺伝子に刻まれたんではとか思ってたんだけど、言われてみれば納得。10ケ月間も自分の体内に、自分の体と繋がった別の体を宿す能力が女の人には先天的に備わっているんですもんね。なんだかこっちのほうが説得力があるなと深く頷いてしまった。

あたし自身は男性に対してのコンプレックスが今のところあんまりなくて、フェミニストの方には怒られそうだけど「女でよかったー、得したー」とか思うことのほうが多いので、松井冬子さんの思想自体に激しく感銘を受けたとか熱烈に支持!とかっていう思いはないのですが、上で引用した対談にもある「女性性をもつものを自分と同一視して見る傾向がある。だから、絵に対してシンクロするかしないかというところで作品を観ると思います。」には共感。それは絵に限ったことじゃなくて。頷ける方、多いのではないでしょうか。
それに、


男性が観てもわかるように描いているつもりなんです。女性に向けて制作したい、同調してもらいたいけど、男性が観てわからないのは問題外。美術はほとんど男性が占めている世界ですから。ですから作品が、雰囲気や色が主体ではなく、ロジックである必要がある。


っていう姿勢は格好いいと思うし、背景にある思想を全く知らない状態で作品を見てしまったので、こういう発信者の意図を少しでも知った上で見ていたら、また違った受け取り方をしていたのかもと思いました。
何より今回は松井冬子さんの作品が1点しか展示されていなかったので、改めてほかの作品を見てみたい。

●2013.12.08追記●
この日記を書いたほぼ2年後に松井冬子さんは横浜国立美術館で大きな個展を開き、しっかり見に行ってきました。^^→



なわけで、今、買おうかどうしようか迷っている作品集。

 




芸術作品に疎いあたしは、メタファーとか全然分からないのでインパクト勝負。
好きなのか嫌いなのか自分でもよくわからないんだけど、パッと見てギョッとする作品には心を持ってかれる。日野之彦とかロン・ミュエクとかはまさにそう。
日野之彦さんは、大昔にVOGUEで紹介されてたのを見て知ったんだけど、あまりのインパクトだったので、すぐさまページを切り抜いた。今でもファイルに入れて大事に保管しています。作品集がないのが残念なんだけど、ART ACCESSで日野之彦さんのインタビューも発見。⇒
ロンミュエクは一昨年本屋でたまたま作品集を見かけてギョッとして即買いしてしまった。





関係ないけど最近iPhoneに入れたお気に入りアプリはTokyoArtBeat
簡単に言うと、東京で開催中のアートイベントを検索できるアプリで、人気順、エリア別、開催日時、はたまた自分の現在地から最寄りのイベントを探せるという優れもの。ピンクのアイコンも可愛い。
医学と芸術展の帰り、TABアプリを見てて勢いで国立新美術館のルノワール展も見に行こうかな!?と思ったけど、徹夜明けで行ってたので電池が切れておめおめと帰ってきました。(※後日観に行きました)
ちなみに、医学と芸術展は28日(日)までなので気になる方はおはやめに~。



森タワー52階から見た景色。
天気良くて良かった。
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ニナミカ展

近頃は、「思い立ったが吉日」と、ものぐさな自分を奮い立たせてアクティブに行動するよう心がけています。

というわけで、寝不足の目をこすって早起きし、身支度をしてとっとと家を出て、いつもとは別の方向へ向かう電車へ乗車。
車内で聞いてた音楽は椎名林檎×斎藤ネコの「平成風俗」。否が応でも高まるボルテージ。

そして辿り着いたのは初台駅。

そう、東京オペラシティ内のアートギャラリーにて開催されている「蜷川実花展―地上の花、天上の色―」を見に行ってきました。
蜷川実花さんと言えば「さくらん」でメガホンをとったことが記憶に新しく、「さくらん」の撮影時期に撮られたと思われる写真も展示してありました。

main_image.jpg
画像は公式サイトからお借りしました。


公式サイトを見ると分かるんですが、


初期作品
金魚


造花
新作
ポートレイト

と、テーマごとにブースが分かれていて、展示のされ方もまたイロイロ。
写真展ってこんなに面白いんだー…って思ってしまうくらい夢中になって見入ってしまいました。
花の写真や金魚の写真も好きだけど、個人的に好きなのはやっぱり、蜷川実花さんの撮る「女の子」。


一番、って言ってもいいくらい好きな写真がこれ!
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もう、圧倒的に絶対的にパーフェクトに白雪姫!!な栗山千明さん。似合いすぎててグウの音も出ない。
この写真は蜷川実花さんの公式サイト内にあるフォトギャラリーにも入ってますが、今回の個展にも出品されていました。

以前、あいちんが栗山千明さんを見かけたことがあるそうですが

「『目』が歩いてるかと思った」

ってくらい目の印象が強かったそうです。

公式カタログももちろん購入。
ほんとは写真集が欲しかったけど、あたしが欲しいと思ったのは7000円近くするやつ(ちなみにコレ)だったので、それは次回に持ち越しました。

公式カタログ。
IMG_3009.jpg


おなじみあいちん含む女友達へのお土産と自分用に15枚くらい買ってきたポストカード。
定型外なんですけどね。
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公式カタログは2700円で、電話による通販も受け付けてるみたいです。
ギャラリーショップ
グッズも買えるんじゃないかな。


今回、エントランスを抜けて一番最初に展示してあったのが「花」だったんですが、鮮烈な色彩を放ち、堂々と咲き誇る花々の写真からは、えも言われぬ強い生命力を感じます。
昔、テレビで見たんだと記憶していますが、キャラクターっぽく描かれた花って、花弁に囲まれた真ん中が顔になるように描かれるじゃないですか。

こんなふうに。
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もうちょっといい写真なかったのか、と自分でも思うが、昔懐かしフラワーロック。



だけど、この、顔として描かれている場所で、花たちは生殖活動を行うのだから、人間に例えるとしたら、花弁の中心は顔じゃなくて股であり、「足」とされている根っここそが顔で、人間で言うならば逆立ちしている状態。みたいなことをテレビで言っていたんですね。

もともと、植物と人間の作り自体が違うんだから、「生殖器が股にある」という概念を植物にあてはめるのは強引な気がするし、「生殖器」は「生殖器」でも、生殖活動に違いがありすぎる上に、生みだされる「こども」も人間とは全然違う。それこそ「植物的」過ぎて、植物からは、いい意味での「生々しさ」をあまり感じていなかった。
だけど、大胆に花びらを開かせた鮮やかな花々から強い生命力を感じてしまうのは、花弁の中心で生殖活動が行われてる(つまるところ、命の源となる場所が露出している)からなのかな…なんて思いました。

展示されていた写真の中には満開の桜が咲く風景を切り取られたものもあったのですが、桜の風景を見ていて、日向蓬さんの「マゼンタ100」に収録されている「モノグラム」という作品を思い出しました。

何度も仕事を変えるたび、受けさせられる適性テストで、
『あなたは、食べ物や娯楽など、満足するまで求めますか?』
という質問項目があって、あたしは迷わず、
『とても当てはまる』にマルをする。
昨日買った服は、今日着たい。
限定色の口紅が、欲しくなる。
エビフライのしっぽは、必ず食べる。
根拠はないけど、東京より大阪の方が偉いと思ってる。

満開の桜を見ると、ココロが震える。



心が震える、っていう衝動が起こる理由はうまく説明できないけど、でも、あたしも、満開の桜を見ると、心が震えます。


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冒頭の話に戻りますが、ものぐさが服を着て歩いているようなあたしが、最近はやたらと活動的で、出来るだけ、思い立ったことをすぐ行動に移すようになり、とても充実した日々を送っています。
もちろん、こんな状態がずっと続くわけはないと思っていますが、今は活動後の疲労感すら楽しめている状態。

仲の良いバーテンダーのOさんは、早朝5時過ぎに仕事を終えた後、友達と落ち合って眠らずに富士山へ向かい、頂上まで登って下りて帰ってきてそのまま仕事に来たりするんですが、それを聞いたとき、ものぐさ絶頂期だったあたしは

「ちょ、それ、アクティブを履き違えてるって…」

と、半ば呆れ気味に聞いていました。
後日、このエピソードをある人に話していたら、その人も「考えられない」と目を丸くしていて、「でしょー!?」とあたしは笑っていたんですが、その人は、「だけど」と続けてこう言ったんです。


「だけど、一日は、それだけ長いってことなんだよね」


このやりとり自体はもう、1年くらい前の話。
だけど、この言葉が、今になって、あたしを動かしてくれています。





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tokyo PICASSO

9月下旬、電車に乗っていた時に、なんとなーく見上げた視点の先にあった、車内の広告。

それは一枚の広告で、国立新美術館と、サントリー美術館で同時開催される「巨匠ピカソ展」の案内が、半々で記されていました。
左側が国立新美術館の詳細、右側がサントリー美術館の詳細で、両端には「目玉」と思われる、趣の違った別々の絵が載っていたんです。あたしの目に留まったのは、右側の絵。それは、サントリー美術館に展示されるのであろう、男性の肖像画でした。

こういうこと言うと、「イタイ人」って思われそうなんだけど、あたしはその広告を目にしたとき、男性の肖像画と、「目が合った」って思ったんです。
じっと見てるとますます目が離せなくなって、ぜひこの絵の実物を見てみたい、見に行こう、と思いました。

ちょうどその数日後、本屋に寄ったら、雑誌「Pen」が、ピカソの特集を組んでいたので、予習復習用に買ってみようかなー、と思いながらパラパラと立ち読んでみた。

あたしが知ってるピカソ情報と言えば、「青の時代」があったとか、作品で言えば「海辺の母子像」、「ゲルニカ」を知ってるくらいで、そのほかに知ってるのは、年の離れたジャクリーヌを後妻に迎えて晩年を送った、とか、そんな程度。
だから、今回の「魂のポートレート展」の広告に使われていた男性の肖像画がなんなのかも、全く知らなかったんですね。

「Pen」をぱらぱらとめくっていたら、広告に使われていた男性の肖像画も紹介されていました。
「日本初公開」という紹介文を読んで「へえ〜…」と思った直後、この絵のタイトルを見て、戦慄が走りました。

なんでかっていうと、あたしが、「目が合った」と思って、目が離せなくなった男性の肖像画が、ピカソの自画像だったから。


それがこの絵。
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「自画像」 

「亡くなった友人、カサジェマスを思いながら青を用い始めた」とピカソは語っている。1901年のこの自画像は青の時代、20歳の時の作品で日本初公開。自画像をテーマにしたサントリー美術館の展示の冒頭を飾る代表作だ。(雑誌「Pen」10/15号P75より抜粋)



きっと、人が聞いたらバカバカしいんだろうけど、その絵が自画像であるという事実を知ったとき、「あたし、ピカソと目が合ったんだ!!」って思ったんです。ね。バカでしょ。でも、ほんとにそう思ったの。
もとから見に行く気でいたけど、これは絶対に絶対に見に行かなくてはいけない気がしました。
そんでもって、行くなら、展覧会の初日に見に行こうと決めたのであります。

以前も、ブログの中で引用したことがありますが、「怖い絵」という、絵画のメタファーなどを紐解いてある本の中で、

小説ではあるが、『フランダースの犬』の中で主人公ネロが、ルーベンスの『キリスト昇架』を見たくてたまらず、ついに無断で教会へもぐり込んでこの傑作を目の当たりにした時、『ああ、神さま、もうぼくは死んでもいい』とまで思う。それほどの深い満足を与える力が、かつて絵画にはあったのだ。



という一文があり、この内容に、とてもゆさぶられたんですね。
あたしは、絵の良し悪しなんてまったくわからないし、おそらく、これからも、わからないと思う。
だけど、自分が何かしら心を動かされたのであれば、それに抗う必要なんて全くなくて、むしろ、素直に従ってみようと思ったんです。企画展の封切日に、美術館を一人で訪れてみようなんて思ったのは、人生初だったし、思っただけじゃなくて、モノグサが服を着て歩いているようなあたしがそれを行動に移したのだから、これが、「絵の力」なのかなって思いました。

絵画のスゴさなんてまったくわからなかったし、小学生の頃なんて、誰かがワザと変な絵を描けば「あ、ピカソだピカソだ」とかちょっとバカにして言ってたくらいですから(あたしだけでなくね)、ピカソに尊敬の念を持ったことは一度もなく、有名すぎるほどに有名だけど、ピカソの絵を好きだと思ったことなんて一度もなかった。

ポーラ美術館に行った時に、海辺の母子像の実物を見て、同行者が「この赤を描きたかったんだよね。ピカソは」って、母親の持つ一輪の赤い花を指したときに、ピカソのおかげというより、同行者の注釈のおかげで、ほんの少し絵の持つ奥行を感じられて「へ〜」と思ったくらいで。

でも、今回、ピカソの友人だったというカサジェマスの、簡単な背景を美術館で知ったからというのもあったのでしょうが、この自画像を見たときに、「絵を見て目頭が熱くなる」という初めての経験を味わいました。
カサジェマスは、悲恋の末に、自分で引き金を引いてこめかみを撃ち、若くしてその生涯を終えたのだそう。今回の、サントリー美術館での展覧会では、「カサジェマスの死」という、こめかみに銃弾の跡の残る、息を引き取った後のカサジェマスを描いた絵も展示されていました。

ナマの絵に迫力があるとかそんなんじゃなくて、いや、もちろん、もりもり描かれた油絵なんかは、絵の具による凹凸なんかもわかって、迫力ありますけど、それよりも、実際に、このキャンバスの前に、画家本人が立っていた時間もあったのだということに思いが巡らされて、感慨を覚えますね。
見たことのないアトリエの風景なんかも想像しちゃって、そのときの気候はどうだったんだろう、とか、描いているときにジャクリーヌなり、過去の恋人なりが、「ピカソ、お茶入りましたよー」なんて声をかけてくることもあったのかな、とか思ったりして。

描いた画家自身が没した後に、他人がアレコレと憶測で論じている評って、ちょっと白けた目で見てしまうし、画家本人が絵に込めた真意を他人が読み取るなんて無理なんじゃないの、と思っているので、絵画のメタファーとかはどうでもいいんだけど(まあ、多少思いを馳せてみることはありますが)、単純に「あ、いいな」とか「あ、これ好きだな」くらいの感覚で、これからも、目に留まったものだけをちまちまと見に行けたらいいなって思っています。
好きか嫌いか、気になるか気にならないか、絵を見る時の心持なんて、そんなんでいいんじゃないのかなーと、思う、アート音痴の奈々っぺなのでした。


「海辺の母子像」
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「ゲルニカ」
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サントリー美術館入り口。
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今回の展覧会「巨匠ピカソ愛と創造の軌跡/魂のポートレート」の図録は美術館で購入。
(図録は、サントリー美術館のオンラインショップで買えるみたいです。)
下は、数日前に買った「Pen」。
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PLAY BOYでもピカソの特集組まれてました。







クリア

日曜日は午前中から箱根くんだりまで足を伸ばしてきました。
目的地はココ。


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仙石原にあるポーラ美術館
ポーラ美術館の"ポーラ"はあのポーラのことで、ここに展示されてる作品たちはポーラ・オルビスグループのオーナーだった鈴木常司氏の私物コレクションだったものらしく、19世紀フランス印象派やエコール・ド・パリなどの西洋絵画400点が中心となっているそうです。
奈々っぺは単に連れて行かれただけなので開催中の企画展とか何も知らなかったんですが、行ってみるとこれやってました。


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モネと画家たちの旅



美術的なことに相当疎い奈々っぺは、印象派って言われてもモネやゴッホくらいしか思い浮かばないし、連れてってくれた人に「パッと見てどれが一番好き?」と聞かれても「……さあ」と打っても響かないクサレコメントしか吐けなかったんですが、印象派の作品群を通り過ぎ、エコール・ド・パリの作品たちの、なかでも藤田 嗣治氏の作品を見た時に戦慄が走り、すぐさまトリコになりました。

ココのページにフジタ氏の写真載ってるんですけど、とても明治19年生まれには見えない風貌ではないですか。
本人の外見だけでなく、作品にしてもすごく前衛的で今見ても色褪せないどころかとても洗練されていて絵画というよりも現代のイラストっぽいテイスト。(念のために言っておきますが「絵画<イラスト」と言いたいわけでも「古代<現代」と言いたいわけでもないです)
人物の表情はどれもエッジが効いていると言いますか、カリカチュアライズされてて、貧相な言い回しで恐縮ですがキモカワイイ。(貧相過ぎ)



こんなんとか

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こんなんとか。

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こういう感想自体がもうあさはかなのでしょうが、とても明治の日本人が描いたとは思えない絵。
明治の、とくくらなくとも日本人離れしているように思います。

どちらも画像クリックでちょっと大きいのが見れるので是非。

帰って来て早速エコール・ド・パリならびに藤田 嗣治氏をネットで調べてたら青山ユニマット美術館にて常設展示されているということが分かったので近々見に行ってみようと思いました。



おまけ
ポーラ美術館の帰りに見た富士山

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ススキの群生

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芸術作品を見て、自然を見て、とても心洗われた週末でした。
今週1週間はとてもクリアな気持ちで過ごせそうです。





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